第78回国連総会におけるアレイニク外務大臣による演説
27.09.2023 г.
2023年9月23日国連総会におけるセルゲイ・アレイニク大臣によるスピーチからのサイテーショントップ10:
1. 国際連合が消極的傍観者のままであれば、国際連盟と同様の末路を辿る可能性がある。国際連合は待つのではなく、行動すべきである!
2. 国連におけるオストラシズム政策に終止符を打たなければならない。このプラクティスは国連の本質に反している!国連憲章において、そのすべての加盟国は平等ではないか!何人たりとも、加盟国の正当な政府に対し「レジーム」という言葉を使用するなど、侮辱や敬意に欠ける語彙にまで身を落とすべきではない。
3. いくつかの加盟国は、国連及びその組織機構を自国の外交政策の道具にしようとする試みをやめるべきである。国連を政治化に巻き込むことは、地球上の一般の人々に対する組織の信用を失墜させるだけだ。我々は、二国間的性格の問題は「不和の林檎」として国際機関に持ち込まれるべきではないと固く信じている。
4. 世界には、皆に十分な食料がある。同時に、地球上の何百万もの人々が飢えている。この「矛盾」は、西側諸国が気に入らない国に対して、あるいは競争的な経済闘争において優位に立つため、国連憲章に違反して一方的に課している不当な制裁の結果である。
5. 制裁により、先ずは、肥料や食料の開発途上国への輸出、これらを最も必要としている国々への輸出が制限されている。したがって、世界的な食糧危機は人為的なものであり、構造的なものではない。
6. 西側が、事実上その他の世界のすべての国々に対し直接的又は間接的に課している一方的強制措置は直ちに解除されるべきである!良識及び地球上すべての人々の共通の利益の両方がこれを必要としている!
7. 安保理常任理事国のカテゴリーをアジア、アフリカ、ラテンアメリカの大きな開発途上国にまで拡大することは、時代の至上命令である。中国とロシアが安保理のこのような改革を支持していることは、喜ばしいことであり、これは両国が繰り返し宣べてきたことである。我々は、安全保障理事会の残りの常任理事国3カ国に対し、新たなレアリアを認め、一新された理事会における定着に同意するよう求める。
8. いつもこの演壇で宣べられているようにもし我々全員が地球上の生活をより安全でより良いものにしたいのであれば、対話を行い折り合いをつける以外に、他の選択肢はない。ベラルーシの国家元首は、サンフランシスコの精神に基づいてこのような対話を組織することの重要性を常に力説している。
9. ベラルーシは隣国であるウクライナにおける紛争の話題に言及せずにはいられない。我々にとって、身近な人たちが1年半も苦しみ続けているのを見るのは、とても辛い。ウクライナとその国民は、西側のグローバルな覇権維持のための「グレート・ゲーム」における通貨となっている。
10. ベラルーシとしては、常に隣国の平和を支持しそのためにあらゆる策を講じてきた。
ベラルーシ大統領が述べているように、依然として我々はできうる限りのことをする用意がある。